シャタンちゃんの紹介(小説のキャラクターとかではありません、実在します!)。

 どうも、脳内で一人会話を繰り広げニヤニヤしていることが多々ある氷菓です。きもいですね。

 せっかくなので、今回は氷菓の中にいる、ある人物を紹介していきたいと思います。要するに思考回路の一部を可能な限り公開するわけですから、それをどう利用するも読者の方の自由ということですね。ふはは、前回と前々回の記事で読者であることを断念した者たちはこの国家機密を知ることができないのです。ざまぁないぜ!

 ……いや、知ってるよ。氷菓の大ファンなら読めばいいんじゃないのとツイッターに上げたら、なぜかそこから読みに来た人がいたことを。ついに氷菓にもファンができたみたいですね、歌声はトキと同レベルですがよろしくお願いします!

 さて、それはともかく早速の紹介です。

 ・社会の声担当(通称シャタン)。

 ……まわりの人はこう思っているよ、という声を代弁する人。なんだか伝令でサーチできそうな名前をしているが、「社」会の声「担」当でシャタンなので、発音は悪魔的な存在のサタンは違う。ボタンが一番近い発音のような気がするが、カバンちゃんと同じ発音でもまったく問題ない。

 女子高生からおっさんまで様々な立場の人の思いを代弁し声として届けてくるが、本人の声は女の子っぽく高い物だし、噂によると正体はピンク髪のツインテールらしい。見たことないけど。

 さて、それでだが、シャタンちゃんの厄介な点は、実際にある思いを代弁しているわけではないところである。要するにシャタンちゃんは「まわりの人が考えていそうなこと」を代弁しているのであって「まわりの人が実際に考えていること」を代弁しているわけではないのだ。

 もうそれ代弁じゃないじゃんとか思うかもしれないが、所詮は氷菓の中にいる人である、エスパー能力などを持った高性能な奴がいるわけもない。

 そして更なる問題点は、氷菓自身がシャタンちゃんの言うことを「実際にあったこと」なのか「ありそうなこと」なのかを判断できないところにある。氷菓だってエスパーではないのでこれは当然だ。そしてシャタンちゃんは、かなりの割合でネガティブなことを選りすぐってお伝えしてくれる。

 過去に氷菓が、鹿島先生(偽名)というスクールカウンセラーの先生と話していた時にあった、

「この前のクイズ番組さ、あんなくだらない引っ掛け問題に引っかかっちゃって」

「あぁ、私も見てたよそれ」

「こんな問題に引っかかるとかだっせぇなーって言われて、もう腹が立つこと腹が立つこと」

「誰に言われたの?」

「……え?」

 という流れは、シャタンちゃんが引き起こしたものである。現実としては誰も氷菓のことを煽ってはいないのだが、シャタンちゃんが煽るので氷菓は煽られた気になってしまう。そして少し油断すると、それをさも誰か実在する人物から言われたかのように語りだしてしまう。

 このように、シャタンちゃんが氷菓に与える悪影響はかなり大きい。しかしこのシャタンちゃんという存在は、それほど珍しいものでもないと氷菓は思うのだ。

 誰もそんなに気にしていないよ、と言われても人からどう見られているのかが気になって気になって仕方がなく思うように力が発揮できない。……なんて経験をしたことはないだろうか。あるとすれば、それは「誰も気にしていない」という事実があるにも関わらず、「みんな見ているよ」という声を伝えてくるシャタンちゃんのせいである。極度のあがり症の人とか、かなりお喋りなシャタンちゃんが中に入っているんじゃないかなーと氷菓は思う。

 以上がシャタンちゃんについての話になる。氷菓に対する「みんなそんなこと思ってないって」という発言に如何に意味がないか把握していただけただろうか。

 氷菓はそんなことを言っても相手は何も救われないと考えているのですが、では何と言えばいいのか、それもわかりません。これは永遠の問題です。証明できない心というものを指して、あれはあなたに対して敵意を抱いていないよと、可能な限りの説得力を持たせて言う。それ以上に難しいことがこの世にあるでしょうか。……まぁ、一位タイなら五万とあるのでしょうけど。

 なので今のところ氷菓の出す回答は「あいつらがお前をどう思っていたら何なのだ。気に入らなければ殺せ」です。

 氷菓をソースに言いますが、シャタンちゃんから大きく影響を受けるタイプの人間は気に入らないからといって人を殺したりすることはできません。人を殺せばどう見られるのか、これでもかというほどにシャタンちゃんが持論で教えてくれますから。

 ですから、勢いだけ殺す気で行くことができます。友達とゲームで対戦している時に「死ねやあ!」と叫ぶのと同じです。気合いだけ気合いだけ。その気合さえあれば多少のプレッシャーに耐えることも、友達にスマブラで勝つこともできるはずです。どちらかといえば後者の方が嘘に近いです。

 と、まぁそんな感じでシャタンちゃんの紹介でした。おーしまい。